正直明日にでも死にたい看護師の独り言

これは独り言です
正直明日にでも死にたい
どうにもこうにも抱えきれなくなってしまった苦しさを
消化する術を見失ってしまったので、とりあえずどこかに書き出してしまいたかったのです
そしてあわよくば同じ気持ちの誰かと傷を舐めたいたかったのかもしれません


私は看護師です
とある病院で働いています

今年、世界を変えたコロナウイルスの出現により私達の生活は大きく変わりました
医療の現場も大きく変わりました

未だに消毒液は不十分で、マスクはようやく1日1枚使えるようになりました
流行し始めの頃は不潔処置をした際に同じマスクを数日つけていました
消毒液で消毒してマスクを乾かして使っていたら、顔が酷く荒れて真っ赤になりました
何のためにマスクをしているのか、私達は自らの身体を守る最低限すらできずに過ごしていましたので、1日1枚マスクが使えるようになっただけでも今はとても有難いです

自粛期間が終わった今も、病院という環境で働いている以上、自粛せざるを得ません
万が一にも患者さんに移すわけにはいきませんし、患者さんを守るためなら頑張ろうと思えます

ただその一方で、何より世間の目が怖い
このコロナが始まってから私はずっと世間の目におびえています
もし自分が感染したら
連日陽性者がほぼ特定できるような状態で報道されます
働いている場所 性別 年齢
まるで犯罪者のように
正直なところ、どんなに注意をしていてもかかるときはかかります
ウイルスですから
我々は生きている以上、どんなに頑張っていても感染する可能性はゼロにはならない
それなのに、メディアは毎日毎日ご丁寧に感染した方を吊し上げてまるで恐怖政治
今も買い物にだって怯えながら行くのです

そして連日のワイドショーや、SNSで投げられる無責任な言葉たち
ワイドショーやコメンテーターという方々は医療の素人なのに何故あんなにも好き勝手に物申すのでしょうか
現場のことを知らないのに、勝手なことを言って、現場の負担を増やさないでほしい、私達の心を傷つけないでほしいと切実に思います
誰とは言いませんが先日院内感染が起きた病院に謝罪させた方がいましたが、一体何をしたかったのか真意がわかりません
もちろん、もっと努力すべき点があったかもしれない
でも謝罪が必要でしたか?現場の改善のために何故謝罪が必要なのでしょう
この緊急事態に病棟を潰して赤字経営も覚悟で患者さんを受け入れてくれていた病院に対してする仕打ちでしょうか
そんなことになるならきっとどの病院も患者さんを受け入れたくないでしょう
貧乏くじですものね
痛くも痒くもないところから、勝手に意見を言って、現場の人間を傷つけて、お金もらえるなんて素敵なお仕事ですね
私達は夏のボーナスカットなのになぁ

私は看護師という仕事を選んだ時点で、危険の最前線に立つことも、時には命をかけることも、人より我慢することも、すべて覚悟して腹をくくっています
当然の職務として受け入れています
きっと多くの看護師がそうでしょう
そういう覚悟で現場に立っています
でも
どんなに私達が我慢しても、病院の外ではGo toキャンペーンが始まりました
私は旅行することが好きなので、観光業界が辛い環境に置かれていることも理解していますし、なんとかしてあげてほしいと思っていました
でもこんな形でなければ駄目だったのでしょうか
他に方法はなかったんでしょうか
現場はきっとこれからまた逼迫していくでしょう
私達医療現場の人間はいつまで我慢し続ければいいのでしょうか
いつまで頑張ればいいのでしょうか
給与は増えるどころか減りました
心も毎日毎日どんどんすり減っていきます
最近本当に夜になると突然死にたくなります

医療現場への感謝の気持ちとか、有り難いとは感じますが正直もうそんな声届かないくらい苦しいです
感謝されなくてもいいから勝手なこと言わないでほしい
誰も助けてくれないならせめてもう誰も何も言わないで

私達は国家資格と誇りを持って誰かの命のために働く看護師です
ボランティアじゃない
ロボットでもない


もう辛い


コロナが消えるか自分が消えるか
どっちが早いかもうわからない

朝起きたときに息をしていることに安心するのに悲しくなる


もし画面の向こうに同じ気持ちの誰かがいるなら
死にたいのは貴方だけじゃないから、明日も頑張って病棟では笑って生きようね